三瀬
【さんぜ】
旧国名:出羽
庄内地方,海岸丘陵に源を発する降矢川・水無(みずなし)川・西川が合流して海に注ぐ下流左岸に位置する。古来,浜街道の交通の要衝で,地内には浄福寺楯・観音楯・おい楯(大炊楯の訛りか)の3楯跡がある。農林業を主業とし,人口増加に伴い漁業も営んでいる。地名の起こりは当地が降矢川・水無川・西川の3つの川の合流点に位置するところから「三ツの瀬」すなわち三瀬と称せられるようになったという。
【三世(中世)】 室町期から見える地名。
【三瀬村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【三瀬(近代)】 明治22年~現在の大字名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7025332 |