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新両羽橋
【しんりょううばし】


最上川に架かる橋。国道7号が通過。酒田市両羽町と大字広野を結ぶ。橋部南端で国道47号が分岐する基幹路線。昭和51年竣工。メタルトラス式で,橋長723m・幅員15m。明治27年10月に橋長180間・幅員3.5間,県費3万3,322円で木橋を架設。現在の新両羽橋より約1.8km上流に架けられ,両羽橋と呼ばれた。架橋にあたり,ワッパ騒動(明治6~9年)の農民への返還金を充当した。実はその6万円は磐根(いわね)新道の工事費に回したので,この橋の竣工は明治27年になったという説もある。昭和11年に最上川河口より5km上流に新たに両羽橋を架橋したが,交通量の増大に伴い,昭和51年,両羽橋のやや上流に新両羽橋を竣工。現在は交通量の増大をさばくため,上り・下り線として2つの橋を併用している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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