総宮神社
【そうみやじんじゃ】

長井市大字宮に所在。祭神は天児屋根命・大己貴命・稚倉魂命。伝承によれば延暦年間坂上田村麻呂の創建と伝えられる。下長井の総社に推されているため総宮と称せられると思われ，蒲生氏郷が領主となった際，文禄年間に長井郷50余の神社を合して当社を創建したとも伝えられる。本殿・拝殿の規模はすこぶる大きい。当社所有の木造彩色神像は合された諸像の１体と考えられる。平安期の貴族の服装を身につけており，藤原中期の作とされる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7025923