鳥海ブルーライン
【ちょうかいぶるーらいん】

飽海(あくみ)郡遊佐(ゆざ)町大字吹浦(ふくら)から秋田県由利郡象潟(きさかた)町に至る有料道路。総延長34.9kmで県内延長は18.1km。幅員7mのアスファルトコンクリート舗装。秋田県側は昭和47年８月に開通し，山形県側は同48年11月に供用開始した。山形県側の路線名は，県道鳥海公園吹浦線で，降雪期の11月下旬から４月下旬までは閉鎖。雄大な鳥海山麓の草原，スギの美林，ブナ樹林の中を通り，眼下に飛島・佐渡ケ島・男鹿半島・庄内平野が望める鳥海国定公園の山岳観光道路である。沿道の４合目には，遊佐町営の国民宿舎大平(おおだいら)山荘があり，春スキー・鳥海登山の格好の基地となっている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7026207