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中村
【なかむら】


旧国名:出羽

(近世)江戸期~明治9年の村名。庄内地方,赤川左岸に位置する。はじめ櫛引(くしびき)郡,寛文4年からは田川郡のうち。はじめ上杉氏領,慶長6年最上氏領,元和8年からは庄内藩領。櫛引通に属す。村高は,元和8年の御知行目録では丸岡うちとして見え299石余,寛永元年の庄内検地高辻では328石余,「天保郷帳」326石余,「旧高旧領」でも変わらず。幕末期の「弐郡詳記」によれば,免4ツ9分,家数12軒。寺院は寛永年間建立の曹洞宗禅勝庵がある。鶴岡県を経て明治9年山形県に所属。同年中田村と改称。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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