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西吾妻スカイバレー
【にしあづますかいばれー】


米沢市大字関白布(しらぷ)温泉から福島県耶麻(やま)郡北塩原村大字檜原の磐梯高原に至る県営有料道路。総延長17.8km,県内延長8.1km。路線名は主要地方道米沢猪苗代(いなわしろ)線。山形県が10億9,000万円,福島県が9億9,000万円の工事費で昭和43年に工事開始。同48年に以前の砂利道を幅員7mのアスファルトコンクリート舗装に改修して開通。その後落石や土砂崩れなどで不通になったこともあり,昭和52年8月から330mの西吾妻トンネルを着工し,同53年10月に完成した。11月下旬の降雪期から4月下旬までは閉鎖される。昭和54年の交通量は,山形県側が7万2,764台で収入金額4,692万円,福島県側が5万8,718台で3,766万2,000円であった。料金の徴収期間は,昭和78年6月までとなっている。白布温泉や西吾妻天元台(てんげんだい)と福島県の磐梯高原が結ばれ,一帯は磐梯朝日国立公園の吾妻地区で,針葉樹林とブナ樹海や赤滝・黒滝,標高1,420mの白布峠から望む檜原湖や磐梯山はすばらしい。大樽川の上流部には,最上川源流の記念碑がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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