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延沢八幡神社
【のべさわはちまんじんじゃ】


尾花沢市大字延沢字八幡続キに所在。祭神は応神天皇。神社由緒によれば天喜5年熊野の修験高竜というものが諸国修行の途中出羽野辺沢に来て鶴岡八幡宮(現神奈川県鎌倉市)を勧請したという。元亀3年山形城主最上義光の家臣野辺沢能登守満延が野辺沢城築城に際し社殿を修理し,野辺沢領惣鎮守として社領を付した(山形県神社誌)。同神社所蔵絵馬表銘に「奉納八幡大菩薩御宝前絵馬壱疋諸願成就皆令如意所,于時慶長七秊正月初卯参詣 敬白 平康満判」とあり,裏書に「羽州延沢城主能登守満延之嫡男宮内少輔平康満納之」とあって,慶長5年最上・上杉氏の出羽合戦勝利を感謝して奉納した絵馬が残されている。明治6年村社となり,昭和4年神饌幣帛料供進神社に指定されていた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7026961