羽黒神社
【はぐろじんじゃ】
村山市大字長善寺字西原に所在。かつては羽黒堂と称し，神仏分離以後羽黒神社となった。祭神は倉稲魂命。社伝では応永31年延沢より遷座としているが，大般若経写経奥書に「奉施入，羽州村山郡小田嶋庄垂石郷羽黒堂，右発願意趣者，為信心大法主心中所願二求両願皆令満足，所啓如斯，延文五年〈庚子〉仲秋上旬，尼衆貞本元位」（羽黒堂文書）とあり，延文・貞治の元号記入の写経が６点確認されている。社伝によると天正年間白鳥長久の家臣長善寺左馬頭によって社殿が修営されたという。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7026984 |