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東根若宮八幡神社
【ひがしねわかみやはちまんじんじゃ】


東根市大字東根に所在。祭神は天文24年乙卯6月13日東根城主源頼息が本社を再建した時の日瑜置文写によると「若宮七社当庄之惣社」として箱根権現・伊豆権現・御岳・熊野三所権現・八幡・山王廿一社・祇薗をあげている(若宮八幡神社文書)。縁起によれば正平2年東根城主前備前守平長義が御荷越山を開いて宮社を造営し鎌倉鶴岡八幡宮(神奈川県)の分霊を勧請したという。同社所蔵鰐口銘に「羽州村山郡小田島庄白津郷東根若宮常住,正平十一丙申夷則(7月)十七日,大檀那備前守長義」とある。鶴岡八幡宮の神人三浦下野守為澄が宝治元年6月鎌倉から当地へ来る時,8名の臣下とともに奉じてきたという県文化財の神輿がある(若宮八幡縁起)。応永17年8月・文禄4年6月記銘の懸仏を所蔵。延宝7年・寛政4年・文化11年にそれぞれ本社造営がなされ,現宮社は文政10年7月15日遷宮。例祭は8月30日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7027173