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山寺①
【やまでら】


旧国名:出羽

村山地方,紅葉川沿岸および立谷川沿岸に位置し,これらの渓谷の段丘上および立谷川扇状地の扇頭に集落が立地する。奥羽山脈の脊梁が宮城県との県境をなし,二口峠から仙台(宮城県)へ至る古くからの山道が通る。耕地に乏しく,河岸段丘上にわずかな水田がある。風食によって怪奇な形状を呈する凝灰岩の山容は,古くから信仰の対象となり,貞観年間には慈覚大師が立石寺を開創した。立石寺は大師の入定窟をはじめ本堂・中堂・奥の院など多くの堂宇を擁し,東北の叡山と称される。当地は立石寺の門前町として発展し,地名は立石寺の通称名による。「正統世次考」「寒河江系図」などによれば,大永元年天童頼長は山寺を攻略し,立石寺根本中堂をはじめ一山が焼け落ちたといい,立石寺文書(県史15上)などによれば,天文12年一相坊円海の尽力によって再建され,比叡山根本中堂の灯火を移したという。
山寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
山寺村(近代)】 明治22年~昭和31年の東村山郡の自治体名。
山寺(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7028097