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両所神社
【りょうしょじんじゃ】


西村山郡河北(かほく)町大字西里に所在。神仏分離令以前は両所権現と称す。祭神は鳥海大物忌神と月山神。「奉施入両所権現御正体一面。寛正五年〈甲申〉霜月吉日,奉施入願主平朝臣布阿安芸守,熊野参詣の時五十七才」(西村山郡神社誌)と銘のある懸仏があったが現在所在不明。「源義家奥羽征討の時庄内吹浦両所権現に戦勝を祈り平定の後村山の地に入るや其の地に権現の分霊を勧請せんとして奉じて六十里越を越え今の両所の地を御旅所と定め」(西村山神社誌)たという。また山形両所宮は「両所郷より移し奉る」(最上記)とされる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7028420