安達橋
【あだちばし】

安達(あだち)郡本宮町にあり，阿武隈(あぶくま)川に架かる橋。主要地方道本宮三春線が通る。通称中の橋といわれる。本宮市街地の東側を流れる阿武隈川には，上流から上の橋，中の橋，下の橋（昭代橋）と呼ばれる３つの橋が架けられている。中の橋の所は江戸期から中舟場(なかふなば)と呼ばれ，阿武隈川通船および本宮と高木を結ぶ渡し場として舟場があり，その遺構がわずかに残っている。大字高木には字舟場という小字名がある。戊辰戦争の時，三春より進んだ西軍は中舟場付近より本宮に侵入した。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7028695