蛯沢稲荷神社
【えびさわいなりじんじゃ】
相馬郡小高町蛯沢字宏畑に鎮座。式内社・旧郷社。祭神は倉稲魂神。往昔,石神大原山冠嶺(さかみね)の社地に鎮座し,冠嶺明神と称した。変遷があって蛯沢の現地にうつる。藩主相馬氏の崇敬が厚く,相馬における吉田神道の正統を伝えたのは本社で,「八神道行事・宗源行事・神道護摩行事」の三壇行事の三壇が完全にそろっており,吉田神道の秘伝を記録した記録文書多数を蔵する。また漁船模型の奉納品・浦浜湾大漁図絵馬などがある。
![](http://jlogos.com/images/hyoshi/ktim.jpg) | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7029341 |