小田橋
【おだばし】

湯川に架かる橋。国道121号が通過する。会津若松市街地と南郊門田(もんでん)地区を結ぶ重要な橋であるが，いまだに木橋で，車道の幅3.6m，重量制限2t，信号による一方通行という不便な橋である。湯川は，背後の背中炙(せあぶり)山地から大量の砂礫を会津盆地に搬出する荒れ川で，この付近でしばしば氾濫を繰り返すが，そのたびに小田橋は流失の危険にさらされる。昭和50年に復旧されるまでの10年間に３回流失の記録をもつ。目下全長70m・幅27mの新橋の計画中。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7029802