担橋
【かつぎばし】

桜川の支流八島川に架かる橋。主要地方道本宮三春線が通過，田村郡三春町字荒町と大字平沢字担橋を結ぶ。橋がなかった頃，三春藩主の行列の際に，人足が担いで橋を架けたので担ぎ橋と呼ばれた。その後木の橋が架けられ，昭和４年に長さ16.4m・幅6.5mの鉄製の現在の橋になった。三春町の中心市街地よりこの橋を渡ると，国鉄磐越東線三春駅へ通じ，さらに西方へ向かうと，三春張子人形で名高い「でこ屋敷」（現郡山市西田町）がある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7030042