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鎌田橋
【かまだばし】


いわき市平(たいら)の市街地東部,夏井川に架かる橋。旧陸前浜街道が通過する。藩政時代には橋の入り口に木戸が置かれ,平城下三惣門の1つであった。明治11年の「鎌田村史」に「渡し役人八人,年米四十俵」の記載がある。上流には国鉄常磐線の鉄橋と旧国道の平神橋,下流に新国道の平大橋があり,鎌田橋の機能は縮小したが,取付道路には城下町名残の鍵型屈曲があり,往時の街道交通の道路形態をしのぶことができる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7030127