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金の橋・銀の橋
【きんのはしぎんのはし】


日橋(につぱし)川に架かる2つの橋。国道49号が猪苗代湖の排水河川日橋川を渡る所に架かる。日橋川は猪苗代湖北西隅の銚子ノ口で2本の水路に分かれて流れ出て,約500m下流で1本に合流するが,中の島をはさむ2本の水路に架かる橋のうち,東側の猪苗代町戸ノ口にあるのが金の橋,西側の会津若松市向戸ノ口にあるのが銀の橋である。かつて猪苗代湖畔の長浜から翁沢の丘陵地を通り,十六橋(じゆうろつきよう)を渡って会津若松方面に向かっていた国道が,現在の湖岸沿いに開通した昭和34年にこの2つの橋も完成した。それぞれ長さは40.2m,アーチ型の橋桁をもつ鉄骨造りで,相互にわずか300mしか離れていない双子橋である。長浜との間を湖上遊覧船が往復する。付近には十六橋水門,銀の浜湖水浴場,白虎隊の戸ノ口原古戦場,猪苗代湖に浮かぶただ1つの島翁島(おきなじま),東京電力発電用水取水口などがある。橋の名の由来は観光ルート発展の縁起をかついでつけられたものという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7030627