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国道294号
【こくどうにひゃくきゅうじゅうよんごう】


千葉県柏市と会津若松市を結ぶ国道。千葉県柏市を起点とし,茨城県水海道(みつかいどう)市・下館市,栃木県益子(ましこ)町・茂木町・黒羽町を経て白河市境明神(さかいのみようじん)で福島県に入る。白河市・西白河郡大信村町屋(まちや)・岩瀬郡天栄村児渡(にど)・同郡長沼町江花(えばな)から勢至堂(せいしどう)峠(741m)を越え,猪苗代湖南岸の郡山市福良(ふくら)を経由して会津若松市に達する。総延長259km余。県内の路線延長は84.93km。同舗装率91%。昭和49年11月に一般国道に認定された。白河市~会津若松市間の大部分は会津藩では白河街道(新編会津)と呼び,白河藩では会津本街道または越後街道(白河風土記)と呼んでいた。天正18年豊臣秀吉が奥羽仕置のため小田原から会津若松に入る時にひらかれたといわれている。会津藩主の参勤交代路,庶民の江戸へ出る道であり,また会津藩江戸廻米のルートでもあった。強清水~白河間は明治以降茨城街道と呼ばれた。白河~天栄村児渡間は現国道と江戸期の街道が大きく相違している。白河以南,境明神・伊王野までは江戸期の奥州街道に相当する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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