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国道252号
【こくどうにひゃくごじゅうにごう】


新潟県柏崎市と会津若松市を結ぶ国道。柏崎市を起点とし,十日町盆地より小出に出て越後山脈の難所六十里越の県境から福島県に入り,南会津郡只見町~河沼郡柳津(やないづ)町間は只見川に沿って下り,国鉄只見線会津坂本駅の北にて国道49号と重用となり,会津若松市に至る。全長207.4km。本県内の実延長は86.361kmで,県管理となり,会津若松建設事務所と宮下・山口の各土木事務所が分担している。主要地方道若松小出線が昭和37年5月に2級国道,昭和40年3月に一般国道となったもの。この国道は只見川沿いの電源地帯を国鉄只見線と並行して走り,この間は特に雪崩防止工事や消雪施設に常に配慮している。県境の六十里越付近は全国的にも最大の積雪地帯のため,12月より翌年の5月末日までは交通不能となる。昭和54年4月現在本県分の改良は97.1%,舗装は95.7%が済んでいる。只見川には昭和36年以来,蒲生橋・寄岩橋・水沼橋・柳津橋と近代的な架橋が完了した。只見川の最大貯水池の田子倉湖を展望する六十里越の近くはまさに奥会津の絶景で,虚空蔵様で有名な柳津とともに只見川ラインの名を高くする。さらに温泉が数多いのも観光客を誘う。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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