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国道113号
【こくどうひゃくじゅうさんごう】


新潟市と相馬市を結ぶ国道。新潟市を起点として新発田市を経由し,山形県小国町・長井市を経て南陽市赤湯に至り,さらに高畠町に出て宮城県七ケ宿村に入る。ここから旧名七ケ宿街道を通って白石市に至り,さらに角田市・丸森町を経て福島県境に達し,標高159mの大沢峠を越えて福島県相馬郡新地町を通り,相馬市中村を終点とする。総延長約255kmであるが,国道7号(新潟県内)との重用区間を除けば約200kmである。このうち,県内の延長は約11km。昭和44年に国道に指定され,県内の路線はすべて改良舗装されている。この国道は太平洋岸地域と内陸諸地域,および日本海岸地域を連絡する東西の山地横断の路線である。路線の通過する各地域は4県にまたがり,おのおの別種の生活領域を形成している。このため,これらを連絡する統一的路線は,最近まであまり必要とされなかったので国道指定が遅れた。新地町地内での交通量調査(昭和52年,福島県実施)でも12時間の自動車通過量は1,418台で,平地部を通る国道としては少ないほうである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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