100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

御斎所街道
【ございしょかいどう】


西白河郡東村といわき市を結ぶ街道。浜通り南部と中通り南部を結ぶ主要地方道常磐石川線と白河石川線の一部との俗称。東村蕪内(かぶうち)で茨城街道から分かれ,石川郡石川町・東白川郡古殿町大字竹貫を経ていわき市常磐湯本町に至る。延長65km。石川町からいわき市植田町までは国鉄バス,いわき市遠野町上遠野から石川町まで民営バスが通り,阿武隈(あぶくま)山地南部の横断道路としては最も容易な通路である。明治23年代に鮫川下流沿いの路線を改修するまでは,いわき市勿来(なこそ)町・いわき市田人町貝泊・鮫川村赤坂のいわゆる窪田街道より嶮所が多くて往来は少なかった。御斎所山北方の御斎所峠その他に難所があって,尾根や谷壁斜面を伝い,あるいは川床近くまで下ったりして牛馬を使い荷を運んだ。現在は主要地方道となり道路の整備も進み,景観もよく車の通過台数も多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7030886