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境明神
【さかいのみょうじん】


新旧2つの境明神がある。1つは旗宿の南方栃木県境にあるもの,もう1つは白河市白坂の近世初頭開かれた奥州街道にあるもので,古く二所関明神社という。2社併立し奥州側は衣通姫,下野側は中筒男神とするが,古くは玉津島明神と称した。「奥の細道」で松尾芭蕉がはじめ尋ねたのは白坂口で,それから迂回して関の森に出ている。近世の文人や羽黒詣,奥羽大名の往還は白坂の境明神である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7031069