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相馬小高神社
【そうまおだかじんじゃ】


相馬郡小高町小高字古城の小高城跡に鎮座。旧県社。祭神は天之御中主命。旧称を小高妙見社・小高大明神という。千葉氏相馬家累代の守護神で相馬三妙見の1つ。相馬中村神社(相馬市)・太田神社(原町市)とともに野馬追祭のうち最終日の「野馬掛けの神事」がある。相馬藩祖孫五郎重胤は元亨3年下総(しもうさ)国よりこの地の検断職として移り,別所館を経て小高城(浮舟城または紅梅城)を築き,城内守護として祀ったのに始まる。以来小高城は南北朝期に盛衰があったが,室町末期移城まで相馬総領家の本城であった。城跡は県史跡。例祭は4月22日。旧暦5月中の申(さる)の野馬追祭(現在7月23日)には小高郷在郷給人を従い行列し,雲雀が原での宵乗祭,24日の野馬追につづく25日は野馬掛の神事で,雲雀が原より騎馬武者によって狩り出された野馬を城内に追い込み,白衣の御小人(おこびと)によって捕らえ神前に供える。前夜祭を「火の祭」と称する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7031900