伊達橋
【だてばし】

伊達郡伊達町の中央部，阿武隈(あぶくま)川に架かる橋。東北地方の幹線交通路である国道４号や，国鉄東北本線と阿武隈川東側の伊達町箱崎や保原(ほばら)町を結ぶ重要な橋。昭和42年完成した長さ288m・幅7mの永久橋。この橋のやや上流に大正10年に造られた旧伊達橋が今も残り，人道専用橋となっている。旧伊達橋は桑折(こおり)・保原を結ぶ大正橋とともに伊達郡の重要橋としてその架設をめぐって紛糾があった。軽便鉄道や電車も通った歴史をもつ。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7032231