八里原
【はちりはら】
旧国名:陸奥
(中世)南北朝期に見える地名。八里浜ともいう。楢葉(ならは)郡のうち。建武4年5月日の某軍忠状(相馬文書/県史7)に「一,四月一日〈建武四〉,於楢葉郡八里原合戦」と,また同年8月日の相馬朝胤軍忠状(大悲山文書/県史7)にも「為霊□□(山搦カ)手属惣領親胤手,四月一日〈建武四〉楢葉八里浜□□(合戦カ)懸先軍」と見え,北朝方の石塔蔵人が南朝方の標葉氏と当地で合戦をしていることがわかる。浜通り中部,楢葉町・双葉町付近に比定される。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7033341 |