磐梯ゴールドライン
【ばんだいごーるどらいん】

耶麻(やま)郡北塩原村から同郡磐梯町に至る道路。磐梯高原の檜原(ひばら)湖畔から磐梯山の北西斜面を登り，磐梯山から猫魔ケ岳（1,404m）に続く山稜を越す峠（猫魔八方台，1,194m）を経て磐梯町大寺に至る。磐梯町で地方主要道猪苗代塩川線に接続する。延長17.6kmの有料道路。工費８億5,000万円を費やして昭和45年開通。猫魔八方台を境に，北側では檜原湖を中心とする裏磐梯の景観を，南側では眼下に猪苗代湖とその周辺の地形，さらに会津盆地の一部をもそれぞれ視野におさめることができる。比高の違いで南斜面は急坂が続き，北斜面は勾配が緩い。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7033510