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桙衝神社
【ほこつきじんじゃ】


岩瀬郡長沼町大字桙衝字亀居山に鎮座。祭神は武甕槌命・日本武命。延喜式岩瀬郡一社。日本武尊夷賊平定のとき一郡の惣社として桙衝大神をまつり,天喜年間常陸より鹿島大明神を勧請合祀し,俗に鹿島大明神と称し,背後の大岩壁に鹿島の文字を大きく刻る。背後の山は亀居山といって,東半分は岩磐が露頭する。いわゆる磐座であろう。西向き斜面から多数の手づくりの土師器が出土した。古代の祭祀遺跡である。東部の磐座にも土師器片が散在する。本社の古社である証である。社殿は東面し,本殿は慶安頃の建立で一間社流造り,県重文である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7033914