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町大笹生村
【まちおおざそうむら】


旧国名:陸奥

(近世)江戸期~明治9年の村名。中通り北部,福島盆地の西北端,摺上(すりかみ)川の支流小川の南岸に位置する。はじめ幕府領(福島代官所支配),延宝7年福島藩領,天和2年幕府領(桑折(こおり)代官所支配),貞享3年福島藩領,元禄13年幕府領,同15年福島藩領,寛政4年三河刈谷藩分領(湯野陣屋支配),文化11年からは幕府領。万治年間頃大笹生村が上大笹生村・下大笹生村・町大笹生村に分村して成立したと思われる。村高は,宝暦13年の村高覚(福島市史7)で820石余,「天保郷帳」836石余,「旧高旧領」824石余。元禄15年からの福島藩領時代の覚書によれば,松林が1か所あり,この反別787町余・木数14万8,000余本とある(福島市史2)。文化13年に桑折代官寺西重次郎の「支配御免」を老中に訴えた24か村の1つであった(福島市史3)。明治9年上大笹生村と合併して大笹生村となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7034038