文知摺橋
【もじすりばし】

岡部橋ともいう。福島市岡部と五十辺(いからべ)とを結ぶ，国道115号の鉄橋。長さ238.5m・幅6m。昭和11年３月に完成。近くに文知摺観音堂があるのでこの名をつけた。明治22年に橋賃をとることが認められているので，同年中に完成したとみられる木橋があったが，同31年９月に大破，同35年７月に部分破損など，洪水の被害をうけている。この鉄橋はもとの木橋の上流20mほどの所に架けられたが，老朽化と交通量の増大で，もとの木橋の位置に新鉄橋を建設した。長さ242m・幅21mの往復２車線ずつのもの。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7034455