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山都橋
【やまとばし】


阿賀川(大川)に架かる橋。耶麻(やま)郡山都(やまと)町と阿賀川対岸の他町村を結ぶ重要な橋。昭和41年に完成。全長111.6m・幅5.5m。直径1.5mのパイプをアーチ型に使っているのが特徴で,鋼逆ローゼ型といい県内ではただ1か所。橋には633.25tの鋼材が使われている。建設途中に右岸のタワーが倒れ,パイプが全部落ち1人死亡,1人重傷という事故が発生し,工事をやり直した。この事故がなければ天草五橋より早く,全国初のパイプアーチ型橋になる予定だった。明治末期までは山都町域の阿賀川には橋はなく,渡しを使っていた。高郷方面と往来するためには,広野・千咲原,舘ノ原・川原田,船岡・千咲原の渡しを使っていた。重量物を運搬するには現喜多方山都線を通るしかなく,地元民の要望により明治末期吊橋が建設されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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