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八幡
【やわた】


旧国名:陸奥

中通り北部,阿武隈(あぶくま)川と塩野川にはさまれた地域に位置する。当地の北西部に鎮座する八幡宮は永観年間石清水八幡を分霊崇祀したのに始まり(八幡宮略縁起),鎌倉期に伊達氏が亀岡八幡を合祀して以来「梁川八幡」とも呼ばれ,同時に流鏑馬の神事が行われるようになった。中世から江戸期を通して梁川八幡は伊達66郷の総社で,祭は4月と8月の年2回,それぞれ3日間行われ,この間66郷内の神官・禰宜が全員出仕した。梁川八幡は応永33年再建し,天文年間桑折(こおり)に移ったが,元亀2年に当地に復した(伊達家文書)。「二郡村誌」に「往古梁川と一村なりしが,中古分れて両村と為る。八幡神社あるを以て名と為す」と見え,地名は梁川八幡宮に由来するという。塩野川近辺からは中世から江戸期の陶片のほかに縄文時代の遺物も多数出土する。
やわた(中世)】 戦国期に見える地名。
八幡村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
八幡(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7034735