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雨見
【あまみ】


旧国名:常陸

(中世)鎌倉期に見える地名。常陸国行方(なめがた)郡のうち。中世行方郡を構成する二十九郷の1つ小幡郷内の村名と考えられる。正元2年4月28日の僧静寛譲状案に「小幡郷内……雨見は母一期之間知行せさすへし」とあり,烟田氏相伝領の1つ(烟田文書/鎌遺8500)。弘長2年3月19日の将軍家政所下文によれば,「常陸国行方郡小幡郷同雨見」について亡父行方十郎房静寛の正元2年4月28日の譲状にまかせて,母堂が一期知行すべしと述べられている(烟田文書/鎌遺8784)。北浦町小幡のうちに比定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7035233