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奥久慈県立自然公園
【おくくじけんりつしぜんこうえん】


県北部,久慈山地と八溝山地を含む県立自然公園。大子(だいご)町・水府(すいふ)村・大宮町・山方町に及び,面積約1万410ha。指定は昭和28年。県内最高峰の八溝山は頂上付近のブナ・イヌブナなどの原生林と雄大な眺望景観で知られる。生瀬(なませ)盆地を流れる滝川・大野川・水根川の水を集めて落ちる袋田の滝は日本三大瀑布の1つで,公園の中心。奥久慈の象徴男体山は特異な山容をなし,春秋のシーズンにはハイキングコースがにぎわい,周辺は国民休養村に指定されている。南部の「奥久慈憩いの森」は,昭和51年5月に行われた第27回全国植樹祭の会場跡地を中心に周囲の県有地・国有地をあわせた47haの森林公園。久慈川中流の渓谷や県内唯一のV字渓谷美を呈する竜神峡などの河川景観も優れている。公園内には大子・袋田・湯沢の3温泉郷がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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