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小幡
【おばた】


旧国名:常陸

寛政川流域に位置する。縄文時代の小幡遺跡,小幡第一古墳群がある。小幡城は応永24年大掾詮幹の三男義幹の築城と伝える。また小田和重の子光重が鎌倉期に築城したという説もある。以後代々大掾氏が居住したが,天文元年8代春信が江戸氏に殺され,小幡城は江戸氏の支配下に置かれたという。現在,本丸跡の空濠と外郭の大部分が残る。なお,年月日未詳の鹿島神宮所領日記に「おはたのよふかい」が見える(鹿島神宮文書/県史料中世Ⅰ)。文明13年5月5日には当郷の小幡城主小幡長門守の求めに応じて,小田成治が3,000の兵を率いて水戸城主江戸通長と戦ったが,その合戦を記した「江戸軍記」には,「小田左衛門督率……兵三千余,攻小幡焼民舎,至小鶴原江戸但馬守与戦」とあり,同18年の合戦の際には小幡長門守のほかに小幡図書の名も見える(続群34)。この小幡氏は小田氏流である。年未詳10月7日の平戸左馬助充江戸忠通書状写には「当番被相調,以日記承候,令得其意候,小幡口之人衆足軽少々参候」とあり,「小幡口之人衆足軽」が江戸氏の城塞守備のために徴集されている(井田氏家蔵文書/県史料中世Ⅱ)。
小幡村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
小幡(近代)】 明治22年~現在の大字名。




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「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7036164