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門井
【かどい】


旧国名:常陸

小貝川と観音川の間に位置する。地名は,「当村初め御井戸神付門井村と申候」と見え(門井村古来中興来歴),清冷な清水の湧く井があったことにちなむ。井戸は明治9年に9歩残り,毎年井戸神祭りが正月に行われ,祭りの権利をめぐっての争いもあった。「風土記」に比奈良珠命が新しく掘ったといい,「今も新治(にいはり)の里にあり。随時祭を致す」と見える「井」をこの井戸にあてる説もある。
門井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
門井(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7036348