角川日本地名大辞典 関東地方 茨城県 24 来栖【くるす】 旧国名:常陸 稲田川下流右岸,三峰山南麓に位置する。縄文時代の上郷遺跡,中郷古墳群・鍛冶家山古墳群などがある。岩谷寺所蔵の薬師如来立像は,「建長五年癸丑七月日 従五位上行長門守藤原朝臣時朝」の刻銘があり,笠間時朝の発願により造像されている。【黒栖郷(中世)】 鎌倉期~室町期に見える郷名。【来栖村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。【来栖(近代)】 明治22年~現在の大字名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7036914