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里美共同模範牧場
【さとみきょうどうもはんぼくじょう】


久慈郡里美村里川にある牧場。多賀山地北端の妙見山北東部,高萩市との境界付近に広がる。650~800m前後の傾斜が緩やかで丸味を帯びた高原状山地に立地。東部には上君田牧場・下君田畜産団地がある。また南東部には徳川光圀が開設したといわれる大能(おおの)野駒山跡がある。面積180haで,国有林が払い下げられた小里財産区600haからの借地である。昭和35年里美村・小里財産区・茨城県酪農協同組合連合会(茨酪連)の3者が共同で創設。同44年茨酪連に移管。乳牛の繁殖育成が主目的で子牛をとる。放牧地175ha・採草地5ha。乳牛の親牛の飼育頭数は約250頭,うち茨酪連130頭,農家からの預託牛120頭(昭和57年)。放牧期間は5~11月。牧場内には県立里美野外活動センター,バンガロー,村立「青雲荘」などがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7037319