100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

常磐神社
【ときわじんじゃ】


水戸市常磐町1丁目にある神社。旧別格官幣社。祭神は高譲味道根之(たかゆずるうましみちね)命(徳川光圀)・押健男国之御楯之(おしたけをくにのみたて)命(徳川斉昭)。明治初年,旧水戸藩士らの要望により,偕楽園内に光圀・斉昭を祀る祠堂が創立されたのに始まる。明治6年3月,勅旨をもって現社号に改められ,同年10月に両神号となる。それ以前7月に県社に列格し,同7年には現在地に社殿が建立された。同15年にはさらに別格官幣社に列格。昭和20年,戦災で社殿を失うが,同32年に現社殿が造営された。昭和23年には別表神社に指定された。社蔵の陣太鼓は天保12年に斉昭が作らせたもので,日本一の陣太鼓として知られ,市文化財。また斉昭が天保11年に海防のために鋳造させた太極砲(市文化財)もある。2月20日から3月20日の梅祭りは,各地からの観梅客でにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7038480