100辞書・辞典一括検索

JLogos

35

赤城神社
【あかぎじんじゃ】


佐野市植下町にある神社。旧村社。祭神は彦狭島王命・日本武命。創祀は未詳だが,社伝によれば,景行天皇55年に天皇の后狭穂姫の兄狭穂彦の反逆を平定した彦狭島王命が,乱平定後病没して市内の伊保内に葬られたのでこれを村人が祀ったのが当社であるという。もとは狭島大明神と呼んだが,天慶7年に藤原秀郷が家臣大門源兵衛らに命じて社殿を再建し,上野国赤城神社の祭神日本武命を勧請して以後,赤城大明神と改めた(旧県史3)。天文15年に社殿が焼失したが,小屋城主山越刑部が再建するとともに社地を寄進。元禄年中には領主堀田正高が25石余の祭祀料を寄付したといわれる。明治5年に郷社となるが,同9年村社に改めた。参道の銅製鳥居は明和6年に佐野天明の鋳物師丸山氏が作ったもので市指定文化財。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7040427