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安蘇の河原
【あそのかわら】


佐野の市街地を南流して渡良瀬川に注ぐ秋山川は,鎌倉時代まで安蘇川と称し,万葉集東歌の「しもつけぬあそのかはらよいしふまずそらゆときぬよながこころのれ」の恋歌以後,「安蘇の河原」は和歌の歌枕として使われている。秋山川は足尾山地を水源とし,唐沢山西南麓から堀米北方を東に流れ,南に向きを変えて現三杉川の川筋を通って渡良瀬川に注ぐ流路をとっていた。下流部に越名沼が存在したが現在干拓事業によって水田化がすすんでいる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7040530