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生子神社
【いきこじんじゃ】


鹿沼市樅山町にある神社。旧村社。祭神は瓊々杵命。社伝によれば,神亀3年9月5日に創祀されたという。古くは籾山明神と称したが,天文18年,氏子の幼児が痘瘡で死亡したため,両親が当社に祈願したところまもなく蘇生したので,以後生子神社と改名したと伝える(鹿沼市史)。幼児が蘇生した旧暦正月8日には,氏子が集まって42種の餅を作り祭儀を行っている。毎年旧9月19日(現在は新暦9月19日に近い日曜日)には,大人相撲のあとに子供泣き相撲が行われる。1~5歳の幼児を大人が抱きあげ,ワッショイ,ワッショイと囃し,先に泣き出した子供が勝ちという珍しい行事。子供の氏子入りを表現する儀礼として有名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7040624