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大原神社
【おおはらじんじゃ】


足利市大前町にある神社。旧郷社。祭神は天児屋根命・武甕槌命・経津主命・比売神。比売神を天照皇大神に充てる場合もある。境内に藤の古木2株があるので紫藤の社ともいわれる。社伝では,日本武尊が景行天皇42年の東征の後に当地を巡幸し,台山の頂上に国家鎮護のために大原野神社(京都府西京区大原野南春日町に所在)を勧請したのが創祀という。その後永承6年に同社の白幣が現社地に飛んできたので,そこに社殿を造営し祀った。貞享2年社殿再建。享保7年正一位の宗源宣旨を受け(以上,旧県史3),文政13年本殿・拝殿を造営した(現存)。明治5年郷社に列格。例祭は4月16日,10月16日。腹部の病気を患う人が社前の腹掛け・腹帯を着用すると効験があり,同様のものを新たに作って返納するという信仰がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7041018