烏山
【からすやま】

旧国名:下野
八溝山塊と塩那丘陵の間を流れる那珂川の中流域に位置する。地名は,応永25年那須資重が酒主村西峰八高山頂に築城した烏山城にちなむ(那須記)。縄文早期土器片出土の妙光寺上遺跡,縄文後期・晩期の泉遺跡がある。また,比高約100mで山城の烏山城跡(県の中世城館跡)がある。字棒坂には中世館跡として神長南要害があるが築城主などは不明である。同所は烏山城と峰続きの近距離に位置するところから物見番所であったとも推定される(烏山町史)。
【烏山(中世)】 南北朝期から見える地名。
【烏山城下(近世)】 江戸期の烏山藩の城下町名。
【烏山町(近代)】 明治8~22年の町名。
【烏山町(近代)】 明治22年~現在の那須郡の自治体名。
【烏山(近代)】 明治22年~昭和42年の烏山町の地区名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7041471 |





