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清滝神社
【きよたきじんじゃ】


日光市清滝町にある神社。旧村社。祭神は大海津美神。高龗神・大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命を配祀する。清滝権現と称した。「日光山志」は弘仁11年空海(弘法大師)が当地に至り,岩壁に一条の滝が流れるのを見て,役小角と雲遍上人が修行したと伝える中国大鷲山の清滝に似ているところから,その滝を清滝と命名し,大鷲山の清滝権現を日光山の鎮守として勧請したのが創祀と伝える。空海は滝近くに別当清滝寺を建立したと伝える。中世には日光修験道場の1つとして栄えた。明治維新の神仏分離で現社名に改称し,清滝寺を廃した。5月15日には日光修験の修法を伝えるという湯立神事が行われる。境内には,小栗判官照手姫の伝説にちなむ照手の化粧池がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7041638