琴平神社
【ことひらじんじゃ】

栃木市柏倉町にある神社。旧村社。祭神は崇神天皇・大物主命・大山祇命。社伝によれば，関口市郎左衛門が明和８年讃岐金刀比羅本宮に参拝し神璽を乞うて帰村した。帰村の無事を祝い信仰を篤くし，坪内の鬼門除として鞍掛山に奉斎しようと地方有志と議し今の地に勧請した。天保９年宣旨を贈られ鞍掛山金刀比羅宮と称した。明治期に入って銚子，鹿島地方はじめ各地からの信仰を集めた。とくに航海安全の神として船乗りたちの信仰を集めた。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7041862