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埼玉開墾
【さきたまかいこん】


黒磯市埼玉にある農場。国鉄東北本線黒磯駅西方約4kmの地域に,埼玉県出身の吉田市十郎・中村孫兵衛らが開いた。明治14年吉田らは開墾・牧畜・植林の事業のため官有地985町歩を借り受け,那須東原開墾社を組織し,開拓に着手した。この株主が埼玉県出身であったため埼玉開墾と呼ばれた。那須疏水の開通,黒磯駅の開設によって入植者も増え,大正2年黒磯町大字埼玉と改称された。昭和16年農場の一画に陸軍の飛行場が建設された。第2次大戦後跡地に入植者が入り,埼玉開拓・那須農場などが誕生している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7041955