桜野
【さくらの】

旧国名:下野
五行川左岸の湧水低地帯に位置する。東はさらに低湿谷津となって田原段丘に接し,西は五行川対岸の低段丘上にある氏家に隣接している。地名の由来は,桜の大木があったことによると伝えられる。東山道が鬼怒(きぬ)川を渡河し,那須方面に向かう中間に新田駅があった。「下野国誌」は新田駅を当地に比定しているが,歴史的背景からも異論が多い。地内には桜野城があり,「今宮祭祀録」の天正17年条に「桜野郷糟谷源兵衛老母八月九日遠行致シ候得共,其子藤三郎上衣着シ申シ候間」と見え,当地の糟谷源兵衛の母が死去したため,源兵衛の子息藤三郎が今宮神社の頭役を勤仕したという(西導寺蔵/氏家町史)。
【桜野村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【桜野(近代)】 明治22年~現在の氏家町の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7041965 |





