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天満宮
【てんまんぐう】


芳賀郡芳賀町西水沼にある神社。旧郷社。祭神は菅原道真。字名を冠して舟戸天満宮と呼ばれる。社伝によれば,貞永2年京都北野天神を勧請したのが創祀で,そのためこの地を北野原と号し,当社は北原天神と称するようになったという。その後永禄10年3月多功宗朝が修理を加え,西水沼の鎮守となった(旧県史3)。明治維新に際して天満宮と改称し,明治5年郷社に列格。菅原道真が大宰府へ左遷の時,豊前国水沼村で船が動かなくなったが,宇佐八幡宮に祈念すると博多の津に着き船戸に上ることができたという。この由緒により当地でも村名を水沼と称し,字名を船戸と称したと伝える。例祭は2月25日,11月25日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7042727