富士
【ふじ】

旧国名:下野
古くは藤・冨地とも書く。足尾山地の南縁,唐沢山の南に位置する。東部を大網山系,西部を屋形山系に挟まれ,中央が低地である。入・上・下の3地区に分けられ,入・上は緩斜面に,下は洪積台地に集落を形成。唐沢山ゴルフ場ハニワ窯跡のほか,計12基の古窯跡がある。戦国期には唐沢山に藤原秀郷の血を引く佐野氏が城を構えていた。関東屈指の山城遺構が今に残り,規模は東西約700m・南北約250m。ほかに支城として佐野宗綱塁城,大網城などがあった。板碑は延文6年・康暦元年のものがあり,ほかに年未詳のものが3基あり,計6基が確認されている。
【冨地郷(中世)】 南北朝期~室町期に見える郷名。
【富士村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【富士(近代)】 明治22年~昭和27年の大字名。
【富士町(近代)】 昭和27年~現在の佐野市の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7043516 |





