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富士山新田
【ふじやましんでん】


旧国名:下野

(近世)江戸期~明治9年の村名。都賀郡のうち。渡良瀬川支流蓮花川上流域,岩舟山南方の台地上に位置する。地名の由来は,富士山山麓を新田開発したことによる。元禄年間以前に茂呂村から分村して成立。「元禄郷帳」などには茂呂村枝郷と見える。下総古河藩領。村高は「元禄郷帳」20石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに21石余。「改革組合村」では富田宿組合寄場に属す。天保9年の家数6・人数32,馬数1(岩舟町の歴史)。幕末期の村鑑帳によれば,反別田8畝余・畑5町6反余,この取米2斗余・取永1貫564文,ほかに松野永26文・新屋敷永76文・夫永79文などを納める(古河市史)。水利が悪く,田の端に井戸を掘り,撥釣瓶で灌漑した。なお,嘉永5年7月から富士山南東側で石の採掘がはじまり,石1駄は24文,買主は初右衛門であった。名主は天保年間以後は親郷茂呂村小林家が兼帯世襲。明治4年栃木県に所属。明治9年茂呂村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7043543